後遺障害の一つに遷延性意識障害があります。これはいわゆる植物状態と呼ばれる状態のことです。重度の昏睡状態となってしまいます。定義としては自力で移動することが不可能であり、自力で摂食することも不可能なことです。また、糞や尿失禁があったり、発語がまったく不可能だったり、意思の疎通が不可能であるという定義もあります。眼球が動いていたとしても認識することができません。これらの項目について治療をしたにもかかわらず3ヶ月以上続いた場合には遷延性意識障害とみなされます。

遷延性意識障害それではどうして遷延性意識障害になるのでしょうか。これは大脳が壊死したり、損傷することによって発症します。交通事故によって頭部を大きく損傷するようなことがあれば、このような状態になるケース可能性は高くなるでしょう。

遷延性意識障害の場合は後遺障害等級認定の申請を本人が行うことはできません。そのため、成年後見人を選ばなければいけません。これは家庭裁判所の方で行ってくれます。被害者の家族や親族が選ばれることもあるのですが、弁護士に任せる方が良いという考え方もあります。もし被害者が未成年者の場合は父母が法定代理人になることができるため、特に成年後見人を選ぶ必要はありません。