損害賠償額について

後遺障害については、具体的にどのくらいの賠償金を請求できるのか気になる方は多いでしょう。これは等級認定というものを受けることによって決まります。認定された等級によって後遺障害慰謝料や逸失利益などを請求することになるのです。等級は第1級から第14級までが存在しています。それぞれのケースによって症状は大きく異なっているのですが、その内容や程度によって特定の等級に認定されて、それによって慰謝料の額が決まります。

慰謝料適正な等級に認定されることができれば、満足できる慰謝料を受け取ることができるでしょう。それぞれの等級によって金額はかなり異なっています。1級が最も高くなっています。数千万円という額になることもあれば、低い等級の場合は数百万円程度となってしまいます

実際に認定をするのは第三者機関となっています。そちらに書類を提出して、客観的な審査を受けることになるのです。個人を判断できるような情報は送らないようになっています。そのため公平な審査を受けられるのです。

たとえば遷延性意識障害の場合は第1級第1号が認定されることが多いでしょう。この場合、自賠責保険では4千万円を上限として支払われることになります。弁護士を雇うことによって、できるだけ高額な慰謝料を請求できるでしょう。

遷延性意識障害とは

後遺障害の一つに遷延性意識障害があります。これはいわゆる植物状態と呼ばれる状態のことです。重度の昏睡状態となってしまいます。定義としては自力で移動することが不可能であり、自力で摂食することも不可能なことです。また、糞や尿失禁があったり、発語がまったく不可能だったり、意思の疎通が不可能であるという定義もあります。眼球が動いていたとしても認識することができません。これらの項目について治療をしたにもかかわらず3ヶ月以上続いた場合には遷延性意識障害とみなされます。

遷延性意識障害それではどうして遷延性意識障害になるのでしょうか。これは大脳が壊死したり、損傷することによって発症します。交通事故によって頭部を大きく損傷するようなことがあれば、このような状態になるケース可能性は高くなるでしょう。

遷延性意識障害の場合は後遺障害等級認定の申請を本人が行うことはできません。そのため、成年後見人を選ばなければいけません。これは家庭裁判所の方で行ってくれます。被害者の家族や親族が選ばれることもあるのですが、弁護士に任せる方が良いという考え方もあります。もし被害者が未成年者の場合は父母が法定代理人になることができるため、特に成年後見人を選ぶ必要はありません。

後遺障害の種類

交通事故による後遺障害にはさまざまな種類が存在しています。よくあるものとしてむち打ちがあります。こちらは頚部捻挫とも呼ばれます。過去には検査をしても発見しにくかったのですが、今では精密検査によってしっかりと診断できるようになりました。12級13号と14級9号による後遺障害が定められています。

医師の診断高次脳機能障害というものがあります。こちらは感情のコントロールができなくなったり、すぐに忘れてしまうといった症状が出てくることです。脳の作用が失われてしまいます。このような症状のことを高次脳機能障害というのです。

脊髄損傷というものもあります。脊髄が損傷することによる障害や運動機能の喪失などのことを総称して脊椎損傷といいます。部位によって胸髄損傷や頚椎損傷、仙髄損傷などと区分されています。

RSDという後遺障害があります。こちらは反射性交感神経性ジストロフィのことです。交感神経が損傷することによって発症します。これによって、外傷を受けた部位やその付近に焼けるような痛みが生じるようになります。軽く接触しただけで過敏に反応してしまうこともあります。他にも後遺障害にはさまざまな種類が存在しています。細かく規定されているのです。医師の診断によって判断できます。

交通事故の後遺障害

交通事故交通事故というのは誰にとっても関係のあることでしょう。普通に生活していても交通事故に巻き込まれてしまうリスクは常に存在しています。車はどこにでも走っており、生活のすぐ近くに存在しているものです。交通事故の被害に遭っている方は毎日のように存在しています。事故の件数は減っていたとしても、0になることはないでしょう。これからも交通事故の被害はどこかで存在しており、それに自分が巻きこまれる可能性もあるのです。

もし交通事故の被害に遭ってしまったならば、怪我をしてしまう可能性は高いでしょう。特にあなたが歩行していたり、自転車に乗っているときに交通事故に遭ったならば、大きな怪我をしてしまう可能性もあるのです。仮に小さな怪我だったとしても、障害が残ってしまうことがあります。この場合は損害賠償を請求することになるでしょう

交通事故によって後遺障害を負ってしまうことがあります。後遺障害というのはさまざまな種類が存在しています。どのような後遺障害があるのかは、明確な規定が存在しているのです。それにもとづいて損害賠償請求の額が決まることになります。こちらでは交通事故の被害に遭ったときに知っておくべき後遺障害の種類について紹介しましょう。いろいろな種類があるのですが、遷延性意識障害については特に重点的に紹介します。将来、万が一交通事故の被害に遭うことがあるかもしれません。そんなときに役に立つ知識を分かりやすく教えましょう。